学生ディベート大会

「学生ディベート大会」は、学生のディベート能力向上を目的に、毎年春学期期間中に開催しています。立論から最終弁論に至るまでのディベート戦略の策定や討論を通じて、学生の論理的思考能力の向上が期待されます。
また、同大会は数週間にわたるトーナメント形式で実施されるため、何よりも参加学生には継続的な努力が欠かせません。

第11回(2020年度)学生ディベート大会

■論題
1回戦:「外国人労働者を受け入れ続けるべきか」
2回戦:「地球温暖化防止対策としてレジ袋の有料化が効果的に作用しているか」
決勝戦:「日本は東京一極集中を改善すべき」

■対戦表
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去る12月19日(土)に、多摩キャンパスの経済学部棟305教室において第11回学生ディベート大会の決勝戦が開催されました。経済学部のゼミから構成された5チームが2週間にわたって予選を戦い、昨年度に続き、中谷ゼミAチームと中谷ゼミBチームが決勝に進みました。

決勝戦では、「日本は東京一極集中を改善すべき」という論題で非常に熱い討論が展開されました。

討論は、それぞれのチームが肯定・否定の立場で立論をし、各立論に対する反対尋問とその答弁を経て、最終弁論をするという形です。決勝戦では、肯定側と否定側の立場を入れ替えて2回討論を行い、4人の審査員の評点を合計することで勝敗を決めます。

前半戦・後半戦共に、両チームは論題に沿った立論を述べ、相手チームの主張の弱い点を反対尋問で切り崩すことを試みました。最新の統計データや時事ニュースを活用しつつ、しっかりとした根拠付けを行いながら自らのチームの主張を守るなど、好勝負が繰り広げられました。

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決勝戦の様子

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結果発表の様子

結果、128対115で中谷ゼミAチームが勝利しました。

大会を通じて、論題を正確に理解すること、事実認識を互いに共有すること、より深く論点を追及すること、などに関して多くの課題が残ったことも事実です。ディベートは、自由に議論をするのではなく、あらかじめ決められたテーマをもとに準備をし、厳格なルールを守りながら、データや事実をもとにして論理を展開する力やその論理をうまく聴き手に伝えるための表現力を競う、大学生に相応しい知的なゲームです。

ディベートでは、立論の組み立て方、相手の論理の曖昧さを瞬時に見抜いてそれを質す力、質問に対して短く的確にまとめて返答する能力などが問われます。これに加え、主張を支える知識と思考力もまた必要です。これらは普段の講義や演習の中で取り上げられる授業内容の本質を理解し、それらをどのように評価することができるかを多様な観点から常に思考する中で培われる力です。

大会に参加した人だけでなく、審査や観戦をした人も含めて、大学での授業活動の大切さに改めて気付く機会となったことでしょう。

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2020年度準優勝:中谷ゼミBチーム

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2020年度優勝:中谷ゼミAチーム

もともと、経済学部のディベート大会は学生たちによる自主的な運営で始まりました。その後、規模が拡大するにつれ、経済学部主催の学生イベントとなり、今年で11回目を数えます。

例年6月に実施している同大会ですが、今年度はコロナ禍の影響を受けて6月開催を断念せざるを得ませんでした。しかしながら、今年度は経済学部創設100周年ということもあり、例年12月に実施している学生プレゼン大会を10月に開催したことが幸いし、12月にディベート大会を開催することができました。これもひとえに、開催の可能性を模索し続け、出場者が安心して参加できるよう感染症対策に配慮し、準備・運営してくれた学生会のみなさんのおかげです。おつかれさまでした。

参加チーム数が少なかった点を今後の課題とし、来年度以降も、経済学部では学生による発表の場を設けていきます。大規模な研究発表の場を複数回設け、それらを学生が自主的に企画・運営することは、他大学にない法政大学経済学部の特色の一つです。そうした機会に参加した学生が、さまざまな点において成長していくのを実感しています。今後のさらなる発展を期待しています。

経済学部学会

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